雑談

物価高!/アベノミクスで異常になった為替環境を平常に戻せるか?

アベノミクスの巻き戻しは成功するか?最近やや円高方向に為替が進行している。輸入品が円安のせいで、物価高が収まらない。物価高の大きな要因の原油とか天然ガスが円安のために電気代も高止まりで一向に下がる気配が無い。参院の国政選挙も近づいてきたが、こんなに物価が高くなってきたら又与党は惨敗だろう。最近は輸入品だけでなく国産の米や野菜も高騰していて下がる気配が無い。昨年の米の生産高はややプラスで悪くないのに高騰したままで下がらないのは何故?米は備蓄出来るので、生産者も在庫のまま出荷しないとか、どこかの流通ル-トで買い占めてるとか?物の値段が上がっている時は、生産者は出し惜しみする傾向があるから、いろんな生産側の要因が重なっているのだろう。野菜も果物も天候不順とかの理由で高止まり。

消費者側としては、米以外の生鮮食品は買いだめは出来ないので高くても買わざるをえない。物価高の割には、給料も一部の大企業を除いて大半の雇用を占める中小企業の従事者は物価ほどには増えない。更に年金や健康保険関係の税負担は増加するばかりで実質賃金は漸減していくばかり。

こうなると昔のデフレ時代が懐かしい。収入は増えないが、税負担も増えないので庶民としてはデフレのほうが生活しやすかった、なんて。

さて、インフレの今、かなり庶民のストレスは高まっている。政府としてもインフレ環境下が整ったということで、昨年から恐る恐る利上げを始めた。昨年の7月と今年の1月に0.25%。最近の報道だと4月にも又利上げするのではと報道されている。

為替は金利差に順動してほぼ動く。日米の金利差はかなり開いたままだが、最近のこのような日銀の動向でやや円高気味になってきた。とはいえ、昔の心地よい為替の時代の110~120円には程遠い。今夜の為替は151円前半、まだ30円以上円高に動いてくれないと、かっての心地よい為替の時代に戻らない。

はたして、そんな心地よいかってのような為替の時代に戻れるのか?

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