「地面氏たち」 観賞記

映画鑑賞記

1年ほど前だったか、NetFlixで配給されているドラマ「地面氏たち」を観たくて正月明けまでの予定でNetFlixに加入。今では賞味期限が過ぎてるドラマだがなかなか面白かった。大手住宅メ-カ-積水ハウスを鴨にしたこの社会事件、当時かなりセンセ-ショナルに伝えられた。東京都内にはマンションや商業ビルにする駅近の絶好の宅地が少なくなり、建造して売る住宅メ-カ-の焦りが鴨の餌食となったようだ。それにしても、こんな大手のハウスメ-カ-が詐欺の餌食になるとは何とも不可解、理解不能である。登記、所有権移転の法に抜け穴があるのか?人間の強欲過欲は、法律で守り切れないのか?

大昔は、土地は誰の物でもなかった?米国なんて、原住民のあいまいな所有権基盤の土地を、ヨーロッパ人によって奪奪されて出来た国だ。群がる白人が我先に占有してしまえば自分の土地になった。日本も戦国時代の頃まで、江戸から北は未開の国として、所有権はあいまいであった時代があった。北海道なんて、アイヌ人くらいしか住民はおらず、米国みたいに先住した者のものになったようだ。それがいつのまにか、どんな未開の奥地にも、山にも谷にも、誰かの所有権が付いている。不思議というか、これこそ人間の土地への執着がなせる業である。

昔、月の土地が安く買えるという売買の宣伝広告を見たことがある。もし、月の土地を買いたいという客が沢山おれば、余りもとでのかからない美味い商いだが、その後月の不動産売買、どうなったか知らない。月の土地の売買の広告は見たことがあるが、火星の土地の売買の広告は見たことがない。火星はちょつと遠いから、これを買おうと思う客は少ない?

日中問題で、「尖閣」の所有権がどこの国のものか争われている。かって民主が政権の頃、国が誰か知らないが、3億で日本政府が購入した頃から段々話がこじれてきた。と、いうかその前に、かっての石原都知事が、都で「尖閣」を購入すると言い出して、それまで休眠中、先送りとされていた「尖閣問題」が一気に燃え上がった。言わば元石原都知事が導火線に火をつけた悪の権化?静かに先送り懸案として眠らしておけばいいのに、余計な事をしたwww。

今のロシア、ウクライナ戦争も土地争い。中東の戦果も土地争い。戦争は殆ど土地争いから起きる。人間は、土地が絡むと理性を失って、命さえ提供することをいとわない、不思議な人間の強欲?

参考)月の土地を買う

今でも月の土地売っているのは知らなかったwww。火星、金星の土地も売ってるぞwww。

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