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四季の愛欲 人間の存在する限り、永遠につきまとう愛欲の問題。これは年齢にかかわりなく、男も女も誰もが最大の関心をよせ、誰もがそこで人間をむき出しにする生態を、淫蕩と情熱の血を燃やす母親、およびその家族を中心として、さまざまな群像の中から赤裸々にえぐりだす異色の問題作。
監督中平康出演山田五十鈴,安井昌二,中原早苗ジャンルドラマ1958年というから、日本が敗戦後やっと立ち直り始めた頃。いずれの役者も往時の一世を風靡した役者。といっても若い人は全く知らない名前ばかりか。当時もこんなストーリ-のドラマや映画が流行だったのかな。モノクロだが、映像はしっかりしていた。ただ、そんなに面白くはない。この当時の題材は、どうしても物書きとか飲食店とかが舞台になる。脚本家が、そういった付き合いの職業の人しか知らないから、それ以外を描くことが出来ないということだろう。