雑談

経済は宗教、哲学?国民が円の信仰から醒めたその時、 /日銀の債務超過から起きる今後の予想される激震?

12月に日銀がイ-ルドカ-ブの上下幅を0.5%に変更した。その直後に10年債は0.5%に張り付き、最近では高い時は0.503%くらいまでいってるようだ。日銀の債務超過のニュ-スをその時見たのだが、今クグると、そのニュ-スが出て来ないのだ。日銀の債務超過はかん口令で扱わないことにしたのかな?長期金利が0.38%を超えると債務超過になるようなので、今は日銀は相当な債務超過の赤字株式会社になっているようだ。債務超過というのは、持っている財産より借金が多いということなのだが、普通の民間会社なら、大リストラを行い、給与を減らすとか大改革の狼煙をあげるのだが、今のところそんな気配は全くない。日銀のイ-ルドカ-ブのコントロ-ルも早晩撤退とかも噂されている。今年の4月に黒田総裁は任期を終え、交代するのだが、今のところ下馬評の現在の副総裁二人もなりたくないようで、懸命に逃げていると言われている。投資筋も日銀のイ-ルドカ-ブコントロ-ルがそのうち決壊すると読んでいて、猛烈な先物の売りを仕掛けている。投機筋は0.25から0.5%へと国債が大きく値を下げたことにより莫大な儲けを得て、その増大した種で更に猛烈な売りを仕掛けているようだ。(日本の生保と銀行も、猛烈に国債を売っている。日本国債の半分が日銀の所持、生保が20%、銀行が15%。今後近視眼的には間違いなく国債は値下がるということで、みんな売り始めている。あ、年金も7%国債持ってるのだが、大丈夫か)

日銀の債務超過についての評価については、経済のプロと言われている人の発言を聞くと、真っ二つに別れる。経済というのは、科学でなく宗教か哲学のようだ。科学なら大抵の意見は一致するはずなのだが、経済については意見が真っ二つに別れる。

素人的に考えれば、企業の債務超過というのはよろしくない。要するにその企業の価値は零ではなくマイナスということだ。上場の企業なら、上場出来なくなる。株券も紙屑化する。信用が無いので銀行も相手にしてくれない。

今私たちは、日銀が巨大な債務超過に移行してもなお、日銀券(お金)をいつもと変わりなく使用しているのだが。なんか奇妙だ。債務超過の企業の手形を持っていても、どこの銀行もわりびいてくれないのだが。債務超過の日銀券を今のところ誰も疑いもなく使用している。だから経済は理屈では理解できないのだ。信仰なのである。

日銀の「債務超過」がありうるという最悪シナリオ

長期金利上昇「容認せざるをえない」複雑な事情

↑ もう、これは起きてしまっているのだが。

★日銀は今約550兆円の国債を持っている。政府の発行する国債をほぼ日銀が引き受け、更に今後もイ-ルドコントロ-ルを維持するためには、YCC(イ-ルドコントロ-ル)の上限の国債を日銀が買い受け続けなければならない。(最近では、日銀は毎日5兆円の国債を買い続けていると言われている、5兆円だぞ)

国債の金利が1%上昇すると、日銀は1年で5.5兆円損することになる。10年なら55兆円の損。最近国債の値下がりで国債の時価は大きな含み損となり、債務超過に転落してしまい、今後更に膨大な債務超過の株式会社と転落するようだ。

1月17~18日に、日銀の政策発表会議があるので、又大きく政策変更があるかもしれないと、市場は注視している。

今年4月の日銀総裁の交代で、完全に今まで10年以上続けてきたアベノミクス完全否定の政策に変更されるのではないかと、大きく注目されている。いずれにしても、日銀が手品師のように政府の発行する国債を丸呑みし、上場企業の大半の大株主になってしまったという禁断の園に踏み込みこんでしまった、謂わば麻薬に手を出してしまったわけで、今は相当な重症の麻薬中毒患者なのだ。この麻薬中毒から断絶するには、相当な荒療治と数十年以上という膨大な時間がかかると言われているのだが。

経済は信仰である。日銀券の円への信仰を国民が疑い始めた時が日銀の終わり、ハイパ-インフレの始まりかな。

☆思い出した。我が家、戦争末期に東京から戦火を逃れて、家を売却して田舎に引っ越し。ところが預金は金融封鎖で引き出せない。あれよあれよという間にハイパ-インフレで預金が引き出せる頃は円は紙屑と化した。ということで、我が家はほぼ無一文になってしまったのだ。そんな親は、よく言っていた、政府は余り信用しないほうがいいとか。子供の頃、殆ど紙屑と化した、郵貯の生命保険証を見せてくれた。戦後の混乱期、どさくさの波に翻弄されて全財産を失った。庶民の財産を紙屑にして日本は敗戦を迎えたのだ。(逆に、お金持ちは金の力でどこからともなく、国家の動きを予知して、その異変で更に太る、庶民の財産を餌にして。)

何、今は戦中敗戦直後のどさくさ時代と違い、平和な民主主義の時代?民主主義の時代は、国家はある意味、いつも嘘をついている、如何に上手く嘘をつくかで政権を取れるかどうかが決まる時代ともいうのであろう。

それにしても、あれほど多くの経済人が危惧した日銀の債務超過が現実のものとなり、更に今、その債務超過額が日々膨大になりつつある現在、そのニュ-スがググっても一つも出てこないのか。怖い時代は、もう目の前にあるのか、既に一線を踏み出していろのか?(政府が報道規制してる可能性?)

https://president.jp/articles/-/64410?page=2

https://www.nippon.com/ja/in-depth/d00877/

 

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