米中のチキンレ-スと言われる関税戦争、最初に「負けた!」と音を上げたのは米国だった。4月2日にトランプが仕掛けてから1か月ちょつとで米国から和解を求めたようだ。
こういう我慢比べは独裁国家が圧倒的に有利だ。独裁的と言われるトランプも選挙で応援してくれたいろんな企業の悲鳴の圧力に抗しきれなかったようだ。米国10%、中国30%という数字に根拠や妥当性は微塵もないけど、一応これでしばらく手打ちとなった。
気になるのは、日本とEU。日本はスタートは一番だったが、今のところいつ手打ちになるかは混沌、参院選後になるのではというのが大方の見方。選挙前に決着したらもろに選挙にその結果が反映して不利になると踏んでいるようだ。円安差益が十分あるので関税分払っても現在の円安ならお釣りがくるので長期戦にも耐えられる。日本も米国が先にねをあげてくるのを耐えて待つ方策にしたのかな。
EUも小国の合従隊で各国の経済状況が異なるので意見をまとめるのは難しい。日本が先かEUが先か。
今のところ、決着がついたのは英国だけ。70余の国との決着がつくのは秋になりそう。
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