しばらく調整で126~130円をうろうろしていた円が遂に131円50銭辺りを突き抜けたら又暴走しだして今夜は134円だ。為替の批評家の予想だと、当面の目標は140円あたりだと。その辺りで又調整が入り、次の目標は160円とか。昔は円は360円だったから、その半値180円くらいまではいく可能性はかなり高そう。
昔は円高のおかげで、海外旅行はお値打ち感があり、国内旅行より安くお手軽に行けたものだが、時代は逆行しはじめているようだ。今は鎖国状態だが、コロナ禍前のように開国したら、東南アジアからアジア人が日本は物価が安いと大挙して押し寄せそうだ。先日、報道で日本が一番行ってみたい国になったそうだから、インバウンド効果は期待できそう。それはいいのだが円安とは日本売りでもあるのでちょつと悲しい現実だ。
円安は、いくらでも稼げる若者にはあまりリスクでは無いが、稼ぐ力の無い老人には気の毒だ。年金の支払いも少しづつ減額され、さらに円高に依る物価高、二重苦のリスクだ。インフレで預金の目減りも痛い。そうそう、マレ-シアとかタイとか、物価も安く治安もそこそこいいので、少ない年金でもなんとか生活出来ると、老人夫婦が沢山移住したのだが、そんな人達が円安で少ない年金では生活が出来ないと戻りだしているとか。
それにしても、この円安、物価高はいつまで進むのか?これも批評家の話だと、後1年は進行する予定とか。今の日銀総裁の緩和政策が堅持されるまでとか?3ヶ月で20円も円安が続いたのだから、このままのテンポだと後80円くらい安くなって200円超える日もあるのか?さすがに360円まではいかないように願いたい。
どっかの国銀のえらい人が、国民は物価高を容認しているとかの発言が物議をかもしたが、月給300万の人にそんな発言されたくないものだ。