いっこうに収まらない円安、政府はこれまで日本の円安を是認してきたからこの流れはなかなか止まらない。日銀の黒ちゃんこと日銀総裁も断固として緩和政策を推し進めると今だに決意を表明している。0.25%に国債オプションを入れて、0.25%以上の国債を無制限に購入しているのだから、日本の金利は0.25%以下で抑えられている。一方米国やECは引き締め策に転じて矢継ぎ早に金利を上げ始めているのだから、安い円を売って他の高金利の先進国に、怒涛のごとく金は流れる。私の友達も、何十年間、毎月米ドル預金していたのだが、1ヶ月前に証券会社の営業メンに勧められ円転してしまったようだ。それから更に10円も円安が続き、ややほぞを噛んでいるようだが?その資金で証券会社の営業メンに勧められて信託投資したようだが、株価が暴落している現状では円転分の儲けを殆ど吐き出してさらに追い金しているのてはと案じられる。なかなか投資は素人では儲からないようだ。ちなみに政府が推奨している無税投資では、平均して8割くらいはマイナスだとか。政府が貯蓄から投資へと掛け声かけても、日本の株価は上がってないのだから儲かるはずが無い。そもそも貧乏人は投資する原資も無いからそんなチャンスも無いのだが。
最近の急激な円安は、米国に仕掛けられた米国への人身御供ではないかと囁かれている。日本は世界で2番目の米国債の購入者。日本が安い円で米国債や米国株を購入しなくなったら、米債や米国株は暴落してしまう。米国は今、9%に近い物価高に悩んでいるので、ここで高い米ドル政策は維持したい。でないと更に米国のインフレは進行する。中間選挙も近いので、今のままインフレが続いたら与党民主党は敗北。そのためには日本が円安で支えてくれないと。という暗黙の了解があるのではと囁かれている。さりとて、日本も7月には選挙がある。このままの円安進行は選挙には不利。国の統計では物価はまだ、やっとこさ2%超、やっとこさ政府目標の2%を超えたところ。庶民の実感では2%どころではないような実感なんだが。こういう背景で、日銀の黒ちゃんが、国民は物価高を享受しているなんて発言しちゃうのだが。物の値段が上がろうが、買わないと餓死してしまうので買わざるを得ないのだ。
ということで、最近日本政府もやや、円安を憂いているなどと発言しだしているのだが、市場は政府は本気で憂いてはないと読んでいるようで、一向に円安の勢いは止まらない。今世紀の最安値進行中とか。9月頃には米国や欧州の金利の上げも一服し、株の暴落とかでバブルも落ち着き、米国の景気も冷め緩和策に転じるだろうから、それまでの円安とか批評家は解説しているのだが。まだ3ヶ月もあるので150円くらいは逝っちゃうのだろうか。日本の金利も、今の超低金利に慣れちゃつているので、これが米国みたいに住宅ロ-ンの金利が5%なんてことになると、ロ-ン破産者が出てきそう。今のように給料が上がらい状態でロ-ン金利が急激に上昇したらロ-ン抱えるリ-マンはお手上げだ。家を追い出されてロ-ンだけが残る。まぁいつまでも今のような超低金利が続くと錯覚した自己責任と言われちゃうけど。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODL156KG0V10C22A6000000/
((投機筋が仕掛ける国債0.25%の壁を突き崩す動き)
それにしても、日本の財産の人身御供で米国経済を助けるなんて。嫌になっちゃうね。