映画鑑賞記

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「ファミリア」/映画鑑賞記 悲しくも人種の垣根を超えて...映写の舞台は豊田市の保見団地?

粗筋陶器職人の主人公・誠治と、海外で活躍する誠治の息子・学、そんな父子に助けられる在日ブラジル人青年マルコスの3人を軸に、国籍・文化・境遇の違いを超えて《家族》を作ろうとする人々を描いた感動の物語。誠治は妻を早くに亡くし、山里で独り暮らし。アルジェリアに赴任中の一人息子の学が、難民出身のナディアと結婚し、彼女を連れて一時帰国した。結婚を機に会社を辞め、焼き物を継ぐと宣言した学に反対する誠治。一方、隣町の団地に住む在日ブラジル人青年のマルコスは半グレに追われたときに助けてくれた誠治に亡き父の面影を重ね、焼き物の仕事に興味を持つ。そんなある日、アルジェリアに戻った学とナディアを悲劇が襲い……。©2022「ファミリア」製作委員会プライムビデオ*******************今回も渋い陶芸家の役を役所広司が演じる。撮影の舞台は豊田市の保見団地のようだ。おいらも2~3度知人を訪ねて行ったことがある。最近の保見団地は知らないが、当時から団地の半分はブラジル人が住んでいると言われている。おいらが...
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「キリング・オブ・ケネス・チェンバレン」/映画鑑賞記 ちょつとしたボタンの掛け違いが、警官を暴走させて…

粗筋2011年11月19日午前5時22分。双極性障害(躁うつ病)を患う黒人の元海兵隊員ケネス・チェンバレンは医療用通報装置を誤作動してしまった。その後まもなく、白人の警官が到着した。ケネスは緊急事態ではなく、間違いであると伝えたにも関わらず、警官には聞き入れてもらえない。家のドアを開けるのを拒むケネスに対して、警官は不信感を抱き、更には差別的な表現で侮辱し始める。そして、警官到着から90分後の午前7時、ケネスはドアを壊して入ってきた警官に撃たれ、死亡する。何の罪も犯していないケネスは、なぜ警官に殺されなければならなかったのか。今こそ知るべき世界の実態がここにある。(C)2020KCProductions,LLC.AllRightsReservedアマゾンビデオ*************ちょつとしたボタンの掛け違いで、警官が暴走してアパ-トの老いた住民を銃殺してまうという悲劇。根底には黒人や貧乏人に対する差別が警官に沁みついているがために起こってしまった悲しい事件。さすが差別の大国米国、こ...
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YouTubeのおさだチャンネル「ネパ-ル観光記」/鑑賞記 笑ってしまったwww

時々拝見している「おさだチャンネル」の今回は「ネパ-ル観光記」。途中から、笑ってしまった。おいらも時々遭遇する、観光ガイド「詐欺」、さんざん海外を観光しているおさださんが、ものの見事に詐欺に会う観光記。最初の5分の一くらいの成り行き見てて、あ、こりゃ詐欺だぞ、と笑ってみてたらものの見事にカモられた「おさだ」。笑ってしまった。おいらもネパ-ルは一度も行ったことがないので、どんな国かな、と好奇心まんまんで観てたのだが、結論としては余り行きたくない国。公害というか、空気もかなり汚いし街も汚い。鼻炎気味のおいらなら、すぐ鼻水が出だして止まらない。観光としても見るべきものが無い。日本から乗り継ぎで10時間以上もかけて、行くような観光地では無いという結論でした。今回の「おさだちゃんねるのネパ-ル旅行記」は、こういうパタ-ンで外人旅行客が詐欺られる、という典型的なパータンとしては面白かった。**********************
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パレートの誤算~ケースワーカー殺人事件/ドラマ鑑賞記

粗筋不本意ながら嘱託という形で市役所の福祉課に勤める牧野聡美(橋本愛)は、ある日突然、生活保護利用者と直接向き合うケースワーカーの仕事を命じられる。不安を抱く聡美のことをベテランの山川(和田正人)は「やりがいのある仕事だ」と励ましてくれた。同僚の小野寺淳一(増田貴久)とともに、迷いを抱えながら多くの利用者たちと向き合っていく聡美。ところが後日、その山川が、あるアパートの火事のあと他殺体で発見される。あれほど利用者から慕われていた山川がなぜ?周囲で、山川が何らかの不正に関わっていたのではないかという疑念が膨らんでいく中、聡美と小野寺は、町を覆う不正の影と生活保護をめぐる様々な人々の人勢模様に巻き込まれていく。(C)2020WOWOW**********************久しぶりに橋本愛(主演)を見た。「あまちゃん」あたりがドラマに出始めと思うが、あの頃は余り演技がうまいとは思えなかったが、久しぶりにみた今回のドラマ、かなり成長したなと思う。市役所福祉課の職員としての葛藤、生活保護不正...
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「オッペンハイマー」/映画鑑賞記

粗筋)第二次世界大戦下、アメリカで立ち上げられた極秘プロジェクト「マンハッタン計画」。これに参加したオッペンハイマーは、優秀な科学者たちを率いて、世界で初となる原子爆弾の開発に成功する。しかし原爆が実戦で投下されると、その惨状を聞いたオッペンハイマーは深く苦悩するようになる。やがて冷戦がおこり、激動の時代の波に、オッペンハイマーはのまれてゆくのだった―。*************アマゾンプライムビデオ「オッペンハイマ-」******************やっとアマゾンプライムビデオで無料配信されているのを見つけて鑑賞。昔、いろいろマスコミでも論議されて話題になった映画だが、やっとおいらのような貧乏人でも観られる無料配信が始まってさっそく視聴。前半は原爆の開発過程、後半は赤狩りというかソ連共産党と関わりがあるのではという嫌疑との闘い。同調主義は日本人だけでは無いようで、米国の当時の赤狩りも相当酷かったようだ。権力の渦の中で当時の米国文化人や科学者も、ソ連共産党との関わりを疑われバッシング...
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ドラマSP いねむり先生/ドラマ 鑑賞記

粗筋伊集院静氏の自伝的長編小説の最高傑作をドラマ化!『いねむり先生』は、最愛の妻であり、27歳で夭逝した女優・夏目雅子を失った著者・伊集院静がたどった、喪失、絶望から再生への道のりを描いた、自伝的小説の最高傑作。妻・マサコ=夏目雅子を失った後、荒みきった日々を送っていたサブロー=伊集院静は、知人の紹介である一人の男性を紹介される。その人こそ、先生=直木賞作家であり、ギャンブルの神様でもあった阿佐田哲也(色川武大)であった。「先生」との魂の交流の中で、彼は救われていく。それは“友情”とよぶには不可思議な関係であり、“敬愛”とよぶにはあまりに濃密な感情だった…。(C)伊集院静/テレビ朝日・ホリプロちょつと軽いドラマでも観るかという気持ちで見始めた。この主人公が、あの美貌で若くして亡くなった「夏目雅子」の旦那とは知らなかった。このドラマに出て来る「先生」と言われているのか、「色川武大」別のペンネ-ムでは「阿佐田哲也」「井上志摩夫」。ペンネ-ムは小説のジャンルによって使い分けていたとか。噂では美...
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月に行く舟/ドラマ鑑賞記

粗筋北川悦吏子「月」三部作の二作目。ギャラクシー賞(第52回奨励賞)。小さな町の小さな駅。幾つもの列車が過ぎてもなおホームに佇む、透明な瞳の美しい女。女は男と出会い、列車を待つ間の短い時間の恋が始まる…(C)CBCテレビ岐阜の山間の小さな駅に佇む一人の女・理生。列車が行ってしまってもホームのベンチに座り続けていた。その駅にやってきた一人の男・涼太。涼太はこの町に住む大御所作家から原稿をもらい帰るところだ。次の列車にはまだ時間がある。待合室で涼太は、近くに喫茶店がないか理生に尋ねる。傍らの白杖が目に入り、彼女の眼が見えないことを知る。教えられた喫茶店はつぶれていた。涼太はしかたなく駅に戻る。缶コーヒーを飲みながら待合室で話す二人。涼太は自分が出版社の人間で原稿をもらいに来たことなどを話す。喫茶店がつぶれていたことを知った理生はもう一軒カフェを教える。「あの、一緒に行きませんか?お茶でもごちそうします」二人のささやかなデートが始まった…。列車を待つ間の短い時間。やがて、女は、どこかに行くため...
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PERFECT DAYS/ドラマ鑑賞

粗筋東京・渋谷でトイレ清掃員として働く平山(役所広司)は、静かに淡々とした日々を生きていた。同じ時間に目覚め、同じように支度をし、同じように働いた。その毎日は同じことの繰り返しに見えるかもしれないが、同じ日は1日としてなく、男は毎日を新しい日として生きていた。その生き方は美しくすらあった。男は木々を愛していた。木々が作る木漏れ日に目を細めた。そんな男の日々に思いがけない出来事がおきる。それが男の過去を小さく揺らした。©2023MASTERMINDLtd.新着2時間4分2023Gアマゾンプライム役所広司主演だが、殆どセリフが無い。セリフの無い役は難しいのか楽なのかは分からないが、大根役者がセリフ無しでは間がもたない。訳アリの主人公ではあるが、淡々と無言状態でドラマは続き渋い役をこなしていた。その他めずらしい俳優というか歌手の「石川さゆり」が登場。最近テレビ画面で見てないのでちょつとどこか似ているなくらいの感じだったが、歌をうたう場面でやっと気づいたwww。歳相応だが昔よりやや超えていた。ド...
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地獄の黙示録 ファイナル・カット/映画鑑賞記

粗筋1960年代末、ベトナム戦争が激化する中、アメリカ陸軍のウィラード大尉は、軍上層部から特殊任務を命じられる。それは、カンボジア奥地のジャングルで、軍規を無視して自らの王国を築いているカーツ大佐を暗殺せよという指令だった。ウィラードは4人の部下と共に、哨戒艇でヌン川をさかのぼる。アマゾンプライムビデオ*********************既に1回以上は観たことのある映画だが、再度観る。詳細場面は忘れてしまっているwww。「ベトナム戦争」といっても今では余り記憶のある人も少ないかな。戦争の凶暴性、戦場では人は野獣と変貌とか、言葉ではなんとでも言えるが、こういうのは体験した人でないと理解不能かな。圧倒的な火力を持つ米軍が初めて負けた戦争でもある。ベトナム戦争を扱った映画も沢山あるが、これもその有名な映画の一つ。狂気と正気、それを行ったり来たりするのが人類の歴史かな?今も続くロシア&ウクライナ戦争、イスラエル&中東戦争、武器は進化したが人間の狂気性は変わらないようだ。ヘリでベトコンを襲撃...
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小さき麦の花(字幕版)/映画鑑賞 

粗筋)2011年、中国西北地方の農村。貧しい農民ヨウティエと内気なクイイン。互いに家族の厄介者だったふたりは見合い結婚、夫婦になった。ぎこちなく、それでも互いを思いやり、作物を育て、日々を重ねていくふたり。ヨウティエのことをいつも気にかけるクイイン。そんな彼女の気持ちに愛おしさを覚えるヨウティエ。ある日、家を建てるためにヨウティエが作ったたくさんの日干しレンガが突然の大雨に襲われる。そんな不運さえもふたりには大切な日々となる。クイインは初めて会ったその日からヨウティエの優しさに気付いていたと話す。ロバと、ヨウティエと、クイインと。力を合わせ、毎日懸命に働き、ついに自分の家をもった。だが、その幸福は長くは続かなかった——。********************************中国の映画だ。失われゆく中国の農村の田舎に生きる朴訥で生き方の下手な貧しい農家の夫婦の物語だ。まだ中国にはこんな素朴で素朴な農家があるのかな?日本では消滅した。なかなかの良作品。時々交わされる夫婦の会話が意味...
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