人生長くやってきたのだが、この歳になって疫病と共生する時代がくるなんて想像もしなかった。私は歴史は嫌いでよく知らないが、歴史的にも疫病と共生する時代が長く続いた例は沢山あるようだ。数十年と続く場合もあった。スペイン風邪というのは人類の三分の一が罹患したというから凄かったようだ。今のところ日本でのコロナの罹患者はわずか1%くらい、亡くなるのはそのまた1%。数字上では無視出来る数なのだが、ことは人の命。ほんのわずかではすまないようである。。コロナで亡くなったと言われる人の多数は他に持病を抱えていて、いずれ近々亡くなりそうだった人が多い。インフルエンザ-でも毎年、このくらいの数の人が亡くなるのだが今年はインフルに罹る人が殆ど居ないという。コロナ騒動で、健康に留意する人が多くなって他の病気にかからなくなるという嬉しい話も。コロナは人間だけでなく動物も同じように罹患する。猫や犬も罹患する。ペットから伝染した人も多いと思われる。本来なら、猫やネズミにも首輪を付けて不要不急の外出は自粛してもらわんといかんのだが。猫や犬だけでなく野鳥も怖い。感染のリスクを考えれば、全ての生物が感染リスク対象になりそう。怖い、怖いと神経質に外出を自粛していたら逆にコロナ以外の理由で健康を害しそう。
ということで、余り神経質に考えずに今までどうりに生活することが一番良さそうに思う。これから長くコロナと仲良くやってゆかないといけない。下手すると数十年とか続くのかも。幸いと言うか、今のところ危ないのは大都会だけのようだ。これはしょうがない。余り人間が密集した天罰のようなものだ。効率ばかり要求したので、神さんがちょつと、お灸しているのだろう。余り大都会から人が流れなければ、落ち着くところに落ち着いてコロナと共生できるのではと思いたい。
昨夜、友達からバンコクでコロナ罹患者と思われる若者が路上で倒れレスキュ-隊が死亡確認したらそまま放置されている動画や写真見せられて、びっくりした。現在、こういう事例はバンコクで度々起こっているようで、インドやインドネシアでは死者の処理に困って、そのまま何十体何百体とかが放置されている画像は見たが、先進医療も進んでいるバンコクで同じような事が起こっているとは信じられない。バンコクの人の密集度も高い。空気汚染は凄い。貧富の格差も凄いので、当然おこりうべき事例なのだろう。ミャンマ-のヤンゴンの悲惨なニュ-スは時々見るのだが、タイとはかなり文明格差のあるヤンゴンはもっと悲惨な状況になっていそう。
伝染病とか疫病とかいうのは貧しい人を直撃する。田舎におれば、伝染病のリスクから遠ざかることが出来るが、富を求めて大都会にやってきた、貧しきものは、こうして真っ先に人口削減のコロナの餌食になっていく。悲しいことだが歴史は繰り返す。
最近思うのだが、コロナとの共生社会はどのようになるのかと。株価でコロナ株とかいうのがある。コロナのおかげで儲かった会社が沢山ある。IT関連。アマゾンを筆頭とする通販。マテハン、デリバリ。車。パソコン、デジタル製品。弁当屋。数えればきりがないほどコロナで儲かった業種が沢山ある。今までの文明とは人が集るところから生まれたように思うが、これからは逆の方向に向かう形で新しい文明や新興産業が起こるようだ。雇用形態もかわりつつある。これからの雇用は、住居の場所を問わない方向に向かっている。雇用時間を問わないのは、もうすでに一部の企業で採用されているが、更に雇用の労働場所が問われない意味は大きい。北海道や沖縄に居ても豊田市のトヨタの社員として勤務出来るだ。たまに出社する時は、この交通費も出るとか。ヨットで世界中を放浪しながらもリ-マンが出来る時代になりつつあるようだ。今のところは、キャリアのある社員くらいではあるが、そのうち大多数の雇用がこのように、労働時間と住居場所を問われなくなったら、大都会に住む理由の大半が無くなる。これがコロナワクチンが背負った人類への警鐘、本当の使命だったのかも。コロナは労働基準局が神様、仏様と崇めるような崇高な次元の違う大改革をやりどけてしまうのかも。過度な人間の密集は人類を滅ぼすという。
人は、労働時間、住居場所を問わず雇用されるという社会システムになれば、自治体や国の施政も当然大きく変わる。どのように変わっていくかは専門家では無いので、未来の予測は出来ないが、経済とコストのバランスを取りながら、新しい都市システムへと変貌するのは予想出来る。ひょつとすると国の形態、存続意味も変わってしまうかも。労働の場所を問わなければ、雇用者は特定の国に属する意味も半減する。このへんの変化は様々な想像が湧くのだが………グロ-バル企業のように変化自在に雇用者も住居地を選択するとどうなるのか………
将来、駅近の便利な場所にでも引っ越そうかとかなり真剣に考えていたが、コロナと共生を考えると、これもややリスクを伴う生き方と最近思うようになった。困ったな、便利は大きなリスクを伴うか。Netのセキュリティと同じだ。
と、コロナ共生の時代をあれこれ思いつくままに記したが、これは夢物語に終わるのか?