遂に衆院解散。師走でも無いのに先生が奔走する時が来た。突然の解散では無いから、既に先生様は打てる手は全てうっているであろうから、後は投票日を待つだけかも。というわけでもないようだ。昨日あたりから、党首は連日テレビに出っぱなし。ここで失言とかしたら浮動票に影響する。投票に行く人の大半は固定票というか、選挙が始まる前から誰に投票するか決めている。組織票とか言われるやつだ。労働組合系、宗教系、企業系、趣味系、いろいろあるんだろうな。こういう組織に余り組しないというか、利害関係の無い人の票、いわゆる浮動票とかいうのが、これから選挙までの短期間で争奪戦となる。投票者の2~3割だろうか。天気や気候、時節によっても投票率は変化するから、当確すれすれの先生は、運にも左右される。時々選挙には風が吹くが、今回は無風状態。いつもの選挙と異なるのは、コロナ禍での選挙ということ。安部、菅政権のコロナ対応は余り褒められたものではないから、この点やや政権にはマイナス。
各党の政見放送を観ていると、全党国民に給付金を払うと言っている。給付金というと聞こえはいいが、買収みたいな感じがせんでもない。殆どの政党は10万前後の給付金。レイワの山本ちゃんだけは、気前よく毎月10万前後支払ってくれるとか。本当に困っている人は1回ぽっきりの10万もらっても急場しのぎにはなるけど、それで終わりだ。生活苦の人々を10万ぽっきりで救えるなんて誰も思ってはいないだろうが、まずは饅頭だ。国民もくれないよりはもらった方が嬉しい。
分配と成長も議論の的になっている。鶏と卵のような議論には飽いているのだが、余り明快な発言はテレビ観てても無い。他国に比べて、日本人の給料はこの30年の間に半分以下になってしまい、中産階級の半分くらいが貧困階級になってしまった。経済部門から日本人のノーベル賞受賞者は一人も出てないのだが、本当にこれは何とかしてほしい。このままでは殆どの日本国民は貧困階級になってしまう。
岸田政権は運がいい。コロナ感染者がオリンピック開催時のような状況だったら、うかつに選挙も出来なかった。下火になったところで政権をもらったのだから本当に運がいい。
下馬評だと、少し自民党議員数が減って、その分野党の議員数が増加するとか。現在の与党の圧倒的多数から、与野党均衡状態になるのかな?そうなると、与党の一角の公明党の発言力が増すか?